【サイレント・ナイト・プロトコル】#6
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6 KRAAASH! ガラス破砕に似た音は現実のものだった。外壁が失われ露天したコケシマート2階、UNIXデッキの周囲に01ノイズと閃光が散り、ニンジャスレイヤーが出現し、膝をつく。「ヌウウッ……!」固唾をのむような、一瞬の沈黙。そののち、クローンヤクザは再び襲いかかった!「ザッケンナコラー!」
「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーはクローンヤクザに次々にカラテを叩き込んだ。赤黒の影は打撃とともに徐々に加速し、砂塵を放射しなが