想像してほしい。絶対に気の合うことがないと思っていた、それどころか内心見下していた奴がステージの上で輝いていて、しかもその姿が心に深く深く刺さったその瞬間を。「君もああ成れる」包帯男は言った。的外れな言葉だ。私はそのステージを憎んだ。 始まりは9月1日。始業式帰りに寄り道した…