戦争が終わったとかで、僕たちは処分されることになった。 まあ、仕方がない。仕方がないことだと僕をガス室に連れてきた兵士も言っていたから、きっとそうなのだ。気がかりなのは、このひどく狭い部屋に置き去りにされてからいつまでたっても殺されないことと―― 「スクスフ」 「スクスフ」 もう…