お前とは潜らない。俺ははっきりそう言った。 「これは天啓です」 だがシスターも譲らない。彼女は手を合わせて細い目を閉じる。 「大いなるスパニャの声が告げています。あなたは大遺跡を照らす太陽の現し身なのです」 何が太陽だと俺は毒づく。噂通り尖耳族ってのはこのご時世ヤク中か淫売しか生き残…