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「よぉおっさん、やるじゃないか」 ベンチ中の私にギャップを被った若者が話しかけてきた。ラグビーやれそうな体格、顔もハンサム。きっとモテてるだろうなと思いながら私はシャフトを置き、起き上がった。 「なんでしょう?」「あれはアンタが?」 若者は壁を顎で指した。私の写真が飾ってある。ジム内大会優勝の名誉の証だ。 「ええ、そうです」 「でも正直キツイだろ?関節が軋んで、筋肉痛が何日続くよな?これ以上老骨を無理させんなよ、代わりに俺がここのNO.1になってやるよ」 「は