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安倍晴明の前に鬼が出現す。怪奇な外見の鬼は髪は茶色で肌が褐色。鬼にしては小柄だ。 「すごい……尊い……マジモンのセーメー様じゃん。超ありがてえ……」 「何をいっているかわからんな」晴明は苦笑した。自身を女学生と呼ぶが、それも不明である。 「して、背中のものは」 「あ、これですか! えっと、平安時代って結構ヤバイって聞いてたんで、服たくさん! ナノマシン! テーザーガン!」 「やはりわからん」晴明は笑った。幼子のようでおかしみがある。「しかし、その平安時代とは?」