第1回逆噴射小説大賞:二次選考通過作品まとめ

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灰、燃滓のラストダンス

灰、燃滓のラストダンス

こちらに放たれる光。スポットライトみたいだ。小さな頃はバレエを習ってた。眩しくて客席は見えなかったけど、母さんが見てるって分かってた。 「ドローン、機械兵が8に戦車が1」 通信終了。相変わらず簡潔。何を企んでいるのやら。すぐ目視で確認。不吉な操り人形がモノアイを、巨大な戦車が砲塔をこちらに向ける。戦闘態勢。 嫌になっちゃう、と独りごちてマギ謹製の義足を触る。思い出から戻ってきたら、生きた観客は一人もいない。でもやってやる。 燃え尽きた灰色の義足が赤熱し鋭利なガラス細工に

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