ニンジャスレイヤープラス

プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】分割版 #4

プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】分割版 #4

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 3 ← 「フン! フンッ! フンッ! フンッ!」サペウチCEOのキアイの入った鼻息が社長室に響き渡るさまを前にしながら、本部長はドゲザ待機していた。「フンッ! フンッ! フンーッ!」SMAASH! ダミー人形の首がフルスイングのゴルフスイングに刎ね飛ばされ、室内をメチャクチャに反射して飛び回った。「進捗!」 「そ、それは順調に……」「順調遅延! 君はアレかね、アキレスと亀、そういう寓話の話かね!?」サペウ

33
プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】分割版 #3

プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】分割版 #3

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 2 ← 「ウーン、進捗はどうかね?」サペウチCEOは社長室に設置した箱庭でパットゴルフをしながら、呼びつけた本部長に尋ねた。呼んでおきながら、直視しない。それなりの仕打ちであった。本部長は90度でオジギ姿勢を保ちながら報告した。「善処を重ねております」「いつ治る? いつ捕まえる?」「最速です」 「ウーン最速ねェ……100年後が君の最速なのかもね」サペウチCEOは手を止め、髭の剃り跡を擦りながら言った。「僕

45
プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】

プレシーズン4【ライオット・オブ・シンティレイション】

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 1  ネオサイタマ、ウシミツアワー。重金属酸性雨の霧雨にネオンライトが混じり、極彩色の霧を生み出す。上空のホロ・トリイをマグロツェッペリンの群体が通過すると、ホロ広告ボムが音声とともに弾ける。「アカチャン。オッキクネ」「アカチャン。コンナニ、ソダッテネ」「ヒートリー……コマキタネー」 「ハッケ!」「ハッケ!」「ハッケヨソイ!」広告音声に負けじと奇声をあげるハッケ・プリースト集団が街路を練り歩き、忙しいサラリマンやNERDZ

48
プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #5

プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #5

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 4 ← 「スッゾオラー……」武装スーツに赤い熱を帯びたクローンヤクザ達は、小刻みに震え始めた。やがて彼らがかざした両掌には、赤い火明かりが宿っていた。これがブリムストーンのリモートカトン・ジツ……カスタムクローンヤクザに埋め込まれた特殊増幅器を通して、カトンを付与する恐るべき力だ。 「畜生、次は何だコラ!?」「立ち退きしないと思う!」破れ窓のテーブル・バリケードの奥から、住人の中年男性達が吼えた。ブリムス

50
プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #4

プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #4

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 3 ← 「イヤーッ!」KRAAASH! ニンジャスレイヤーは厳重な金庫のダイヤルをマスターキーめいたニンジャ握力で破壊した。そして鉄扉を引き開ける。ガシュッ! たちまち二重のシールドが閉じ、危うくニンジャスレイヤーは手首をケジメされかかった。今度の防備は堅牢である。「……」彼はUNIXデッキを見た。  ダッダーズバシバシ。モニタが明滅し、ファイアウォールのランプが輝く。「ニンジャをやったぞ」ニンジャスレイ

26
プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #3

プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #3

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 2 ← 「……まずは貴様だ。イバカミ=サン」カワザCEOは中年個人事業主に残忍な眼差しを向けた。彼、イバカミはその眼差しに撃ち抜かれ、脂汗を垂らし、震え上がった。「アイエエ……」「ハンコの隠し場所を言うがいい。小賢しいぞ」「お、お許しください……」「許しを乞えと、俺が言ったか?」「アイエッ」 「我が社は素晴らしい契約条件を付与した。つまり……貴様と貴様の家族の命は奪わないでやるという破格の契約だ。しかも別

30
プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #2

プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】分割版 #2

ニンジャスレイヤー総合目次 初めて購読した方へ 全セクション版 1 ←  その日キタノ・ディストリクトの空はスモッグで黄色く、広告音声が歪んで聴こえた。「ファッキング不快な番地ですよね」サラリマンはセンパイ・サラリマンに語りかけた。「見てくださいよ、でっかいドブネズミ!」「よせよ、そういうの指差すのは。ほら、あそこだ、例のピザタキは」「あそこか……」  彼らはメガ・ピザ・チェーン「ピザスキ」の営業サラリマンである。大資本と効率的経営によってネオサイタマのピザ・シーンを

30
プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】

プレシーズン4【キタノ・アンダーグラウンド】

◇ニンジャスレイヤー総合目次 ◇初めて購読した方へ 1  バチッ……バチチチッ。アンティーク蛍光灯が音を立てて明滅し、足の踏み場もない「仕事場」を、おぼつかない周波数で照らした。光のリズムがUNIXモニタの冷たい明かりと絶妙に不同期。タキの目覚めをとりわけ不快なものにした。  タキはうつ伏せに突っ伏したまま、キーボードをタイプした。「HOT」「ボインチャン」「気が強い」「サービスクーポン」……ブラックスクリーンに緑の文字が並ぶ。  01010101。申し込みボタンにカ

54