ニンジャスレイヤープラス

【シーズン4、インターミッションA】

【シーズン4、インターミッションA】

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S4第2話【ケイジ・オブ・モータリティ】

S4第2話【ケイジ・オブ・モータリティ】

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ S4第1話 ← 1 冷たく自転するキンカク・テンプルの光の下、ノイズの風の吹きすさぶ荒野にセトは佇み、六つの特徴的な象徴の出現を待つ。彼の傍らに跪いていたブラックティアーズは、一礼ののち、この超自然空間から離脱した。畏れ多きがゆえである。  やがて石板の表面に、蜃気楼じみて不定形の影がひとつ、ログインしてきた。捩れた角と荊棘を持つ影。すなわち、ヴァイン。カイデンの名はクロヤギ・ニンジャ。この世に帰還して日は浅いが、既にキエフの地を支配す

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【プレリュード・オブ・カリュドーン】

【プレリュード・オブ・カリュドーン】

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ サロウ 「ハアーッ……ハアーッ……ハアーッ」重金属酸性雨降りしきるネオサイタマの下町、ブブジマ・ストリート、金網にしがみついて背中を折り曲げ、サロウは荒い息を吐いた。「……ハアーッ……」やがて彼は首を振って背筋を伸ばした。追手がいないか警戒した後、彼は手にした新円のホロ万札を一枚一枚、震える手で数えていった。「これで……大丈夫かナ……」  ピリリリ。携帯端末のアラーム音が鳴った。サロウは慌ててホロ新円を押し潰すようにまとめて懐にしまった

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S4第1話【ザ・シェイプ・オブ・ニンジャ・トゥ・カム】

S4第1話【ザ・シェイプ・オブ・ニンジャ・トゥ・カム】

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ ◇ →3分でわかるシーズン1~3のまとめ  若きオリガミ・アーティストとして生きていたマスラダ・カイは、マルノウチ・スゴイタカイビルの悲劇によって邪悪なニンジャソウル「ナラク・ニンジャ」をその身に宿し、ニンジャスレイヤーとなった。  それまでの生き方を全て捨て、復讐者となったマスラダは、ピザタキの情報屋タキ、自我を持つオイランドロイドのコトブキの助けを得て、熾烈な戦いをくぐり抜けた。ブラスハート、シンウインター、クローザー、サツガイ、明

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【バック・イン・NS】

【バック・イン・NS】

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ 『元気を出してくださいよ、タキ=サン』  正12面体の浮遊ドロイドが、カウンターに肘をついてオイランポルノ雑誌を読み耽るタキにUNIXライトを当てた。 「アア」  タキは半眼で生返事をした。 『彼らの無事が確認できたわけですし、あとは待つばかりです』 「アアー」 『お察ししますよ。貴方、今すぐにでも飛んでいきたいくらいなのでしょう。でも、貴方にはあいにく、このピザタキの主としてのつとめがあります。すなわち、地域のコミュニティ・ス

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【シーズン3エピローグ】

【シーズン3エピローグ】

総合目次 シーズン3目次 【タイラント・オブ・マッポーカリプス:後編】 ←  クワドリガはグラディウスを大地に突き刺し、身を支えた。彼の赤銅色の屈強な肉体には大小の傷が無数に生じ、己の血と返り血と戦闘車両の機械油に塗れて、すさまじかった。ゼロ視界にも等しい、激しい砂塵が、風と共に晴れてゆくと、そこはもはやネザーではない。西に沈む太陽が世界を橙色に染める。  彼は立ち上がり、敵を探した。彼の周囲には鉄屑や死んだ敵味方の身体が散らばっている。そして、北。北上するUCAの戦力

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S3第10話【タイラント・オブ・マッポーカリプス:後編】全セクション版

S3第10話【タイラント・オブ・マッポーカリプス:後編】全セクション版

総合目次 シーズン3目次 前編 ← 1  KA-BOOOOOM! 鋼鉄の外皮が四方八方に跳ね飛んだ。様子をうかがおうとしたネザーキョウのゲニン達は圧し潰され、あるいは衝撃波に引き裂かれて無残に死んだ。圧縮されたスモークが溢れ出し、その中からオムラのニンジャが身を起こした。「オムラ・ダカラ。オムラ・イチバン」ニンジャは呟いた。  ニンジャの両腕両脚には無骨な火器……マイクロミサイルポッドが装着されている。商標登録されたオムラ・ブラックの装甲装束の胸部には、デジタル数字で

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S3第9話【タイラント・オブ・マッポーカリプス:前編】全セクション版

S3第9話【タイラント・オブ・マッポーカリプス:前編】全セクション版

総合目次 シーズン3目次 S3第8話【カレイドスコープ・オブ・ケオス】 ← 1  フクロウは空を滑った。異彩の空の下、ネザーキョウ首都ホンノウジは水を打ったように静まり返っていた。五重塔が抱える紫の火も、方々で噴く炎も、どこかしめやかだ。フクロウの視線は、都の中央、ホンノウジ・テンプル城の天守閣の上で、黒ぐろとした影が身じろぎするさまを捉える。 「ハンニャアアアア……!」オオカゲは首をもたげ、空を乱れ舞うパルスに向かって咆哮をあげる。フクロウは注意深く稲妻に紛れて飛び

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S3第8話【カレイドスコープ・オブ・ケオス】全セクション版

S3第8話【カレイドスコープ・オブ・ケオス】全セクション版

総合目次 シーズン3目次 S3第7話【ナラク・ウィズイン】 ← 1  空の色は名状しがたいスペクトルであり、異常な輝きが渦巻く闇は、ただの夜ではありえなかった。  ヤモトは立ち尽くした。その横でヘヴンリイもやはり、空を見上げ、動かずにいた。「これは……」ヤモトの呟きに、ヘヴンリイは不敵に答えた。「天下布武だ。世界を作り変える。オレたちの望む形にな」 「ニッタ・カタツキの力を使ったんだな」ヤモトはヘヴンリイを睨んだ。ヘヴンリイは頷いた。「ああそうだ。不満そうだな、エエ

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S3第7話【ナラク・ウィズイン】全セクション版

S3第7話【ナラク・ウィズイン】全セクション版

総合目次 シーズン3目次 ◇関連エピソード:「ギア・ウィッチクラフト」 S3題6話【エスケープ・フロム・ホンノウジ】 ← 1  崖の上でマスラダとコトブキはバイクを停止させ、眼下に霞む光景を見下ろした。空の色は薄紫の色彩を帯び、漂う空気は独特の香気を含んでいる。「すげえ……」マスラダの後ろで、ザックが驚嘆の声をあげた。確かにそれは、感傷的なモミジに覆われたネザーキョウの他の地方よりも、なお非現実的な美だ。  靄がかかった自然は崖上からさやかには見て取れぬが、澄んだ水、

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