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ニンジャスレイヤープラス

サイバーパンクニンジャ小説「ニンジャスレイヤー」の連載まとめ、書下ろしエピソード、コメンタリー、資料集などが読み放題! PLUSは2010年から無料公開を続けているニンジャスレイ… もっと読む
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#ヴェルヴェット・ソニック

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PLUS総合目次(2022年1月18日最終更新)

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【ヴェルヴェット・ソニック】#10

9 ←  00101……0011……サロウのコトダマ・アカウントはオモイ・ニンジャの牽引によって紐のようにほつれ、手繰り寄せられつつあった。彼は遠く引き離されつつある銀の浜辺を感じ、オモイ・ニンジャの失望と罵倒のヴァイブスを感じた。力を注いで、甘い言葉をかけて、ネオサイタマまで連れてきて……。 (なんか……01001おかしくないか0100)サロウの残滓は電子的に瞬きした。(0101オモイ・ニンジャが狩人だ何だッてお膳立てして、俺がそれに乗っかった……頑張っただろ。あんなイ

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【ヴェルヴェット・ソニック】#9

8 ← 「ふうん。シルバーキーね」サロウは髪をいじった。彼は全周囲にニンジャ第六感の触手を伸ばし、感覚を掴もうとした。頭上の黄金立方体には奇妙な傘がかかっているように感じられる。風と海のにおい、肌に触れる砂の感触から、彼はこの世界の定義を察した。ここはコトダマ空間でも物理世界でもない。 「ここはあンたの庭で……だけど、あンただけの庭じゃない。フフッ」サロウは警戒して数歩下がり、片膝をついて、足元の砂を掬った。微かな01ノイズがこぼれた。「妙だぜ、妙だ。ここは半分、物理の土地

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【ヴェルヴェット・ソニック】#6

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ ◇まとめ読みはこちらから 5 ← 「狩人サロウ、爆発四散」セトは低く言った。邪悪なるコトダマの地平、ダークカラテ荒野に風が吹き、上空のキンカク・テンプルは冷たい光を投げかける。リモート石碑に映るリアルニンジャの影達が身じろぎした。「骨のない狩人であった。やはり我がメイヘムしか勝つ事なし」アイアンコブラの声。

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S4第4話【ヴェルヴェット・ソニック】

S4第3話 ← 1 ゴーン。ゴーン。ゴーン。ゴーン。朝の鐘の音がネオサイタマじゅうのテンプルで一斉に打ち鳴らされるなか、マルノウチ・スゴイタカイビル、東西南北のシャチホコ・ガーゴイルに囲まれた屋上では、油断ならぬニンジャの狩人達が、いまだ互いに睨み合っていた。  狩人マークスリーの狩りは失敗に終わった。 「コンヴァージ=サン、ベルゼブブ=サン、そしてマークスリー=サン。フフ」サロウは指折り数え、弱々しく笑った。「もう三人やられちゃったんだ。パーティープレイでニンジャスレ

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