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2016年の11月にnote上でスタートした「NINJA SLAYER PLUS」(PLUS)は、最新スピンオフや設定資料集の公開場所であり、2010年から続くTwitter無料連載支援のためのドネート窓口でもあります。 📡ニュース / 更新まとめ ◆AoM本編3部作と「スズメバチの黄色」から続く最新シリーズはここから。3部作の戦いから10年後、2048年を舞台に新たなニンジャスレイヤーが誕生する。 AoMシーズン1:サンズ・オブ・ケオス編 ニンジャスレイヤー「マスラ
<<<5へ戻る 6 フォート前での戦闘は、ダイナソー側の勝利によって終結していた。深手を負ったセントールとローゼンベルグは、傭兵たちが持っていた大型野生動物用のケージに詰め込まれ、何重にも鎖を巻かれて施錠されていた。 武装ヘリ部隊の巻き起こす風が、密林の天蓋を乱暴に撫でる。上空ではウイングドテラーが旋回し、ヘリ部隊を率いて東に向かおうとしていた。ヘリには大量のナパーム弾が積まれていた。このまま一気にサワタリ・カンパニーの本社を壊滅させよとの命令が、宣教師より下された
←【4へ】 5 「「GRRRRRRRR!」」大量の土砂とともに地下洞穴へと落下しながら、ハイドラとヘルレックスはなおも激しく殴り合っていた。SPLAAAAAAASH! そして水没。二人は地下を流れていた秘密の水脈へと着水したのだ。 二人は激流の中で唸り、野蛮に縺れ合い、噛みつき合い、カラテをぶつけ合った。冷たい水によって怒りを冷まされたか、その動きは次第に鈍くなってゆく。大蛇めいて曲がりくねった地下アマゾン水流が、二人をウォータースライダーめいて押し流してゆく。
←【3へ】 4 「行くぞお前ら! FOOOOOOOOORT……!」ハイドラは駆け、樹の高みへと登った。そして大きく跳躍した。眼下には緑の海が広がっていた。密林の空気を胸いっぱいに吸い込み、ハイドラは叫んだ。ローゼンベルグとセントールも、フォート・ダイナソーの大軍勢に向かって陸と空を果敢に突き進みながら、そのアイサツに加わった!「「「HYDRA!!!」」」
←【2へ】 3 「キャオキャオキャオキャオ!」投網弾で捕獲された極彩色の鳥が、ジャングルの茂みに落下し、苦しげにもがいた。 「イェー! ビンゴ!」「おい見ろよ! オーガニック極楽鳥だぜ!」黒Tシャツの男たちが瓶ビールを飲み、笑いながら近づいてくる。全員がちぐはぐのコンバットブーツにサファリ装束、そして軽機関銃を装備していた。 「とっとと羽根を切ってカゴに入れろ!」「傷つくと価値が落ちるからなァ!」「最高のボーナスだ! たまんねえぜ!」黒Tシャツの胸には『フォートダイ