ダイハードテイルズ・マガジン

【灰都ロヅメイグの夜】 ハルコ=プギジュの鯨 (後編)

【灰都ロヅメイグの夜】 ハルコ=プギジュの鯨 (後編)

【前編へ】 ┳┳┳┻┏┳━┻┓┳┳┳┻┳┻┳┻┏┻┳┳┓  霧と酩酊の都においても、時だけはひとしく速やかに進んだ。ゼウドと別れてから、早くも一刻が経過しようとしていた。グリンザールは赤光刀の儀式を完了させるべく、脇目も振らず秘薬の調合を続けた。すなわち泡立つ〈魔女の羊水〉、呪わしき三号硫黄、紫含まぬ数本の赤髪、磨り潰したる多孔質の火葬骨炭、黄金の蜂蜜、そしてホタルトンボの精髄と油を小瓶の中で混ぜ合わせ、古言語の呪詛とともに刀身に塗り込むべし。

42
300
【灰都ロヅメイグの夜】 ハルコ=プギジュの鯨 (前編)

【灰都ロヅメイグの夜】 ハルコ=プギジュの鯨 (前編)

【灰都ロヅメイグの夜】は、魔法殺しの隻腕剣士「グリンザール」を主人公とする、ダーク・ゴシック・ヒロイック・ファンタジー連作短編集です。荒野に聳える多層都市「ロヅメイグ」を舞台に、数々の血腥い冒険が繰り広げられます。クラシックスとは設定がいくらか異なっていますが、灰色の都では些細なことです。 “多層の蜘蛛巣の如く張り巡らされた、幾千もの街路橋。スタウトを呷り、亡霊じみた雑踏に紛れ、気紛れに天を仰げば、暗黒星瞬く空の下、灰都ロヅメイグの夜に、無数のカンテラが天界の灯火の如く揺れ

53
300
このつぶやきはマガジンを購入した人だけが読めます。

このつぶやきはマガジンを購入した人だけが読めます。

27
ロヅメイグ散逸断片集(3):尖塔のフェルナーイュ

ロヅメイグ散逸断片集(3):尖塔のフェルナーイュ

ロヅメイグ散逸断片集:散逸断片集は、1999〜2002年頃に書かれた「灰都ロヅメイグの夜」シリーズのエピソードの不完全なログです。一部原稿データの電子的破損と散逸により、一本のエピソードとして不完全な状態にあるため、マガジンや電子書籍には現在収録されていません。発掘された正常なログのみを資料的な扱いで当時のまま公開しています。「尖塔のフェルナーイュ」は「絞首台は導く」に続くセクションですが、この後のデータは今のところ掘り起こしの見通しが立っていません。 4  暖炉にあかあ

16
100
【日報】2006-2016年を振り返って(杉)

【日報】2006-2016年を振り返って(杉)

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

32
ロヅメイグ散逸断片集(2):手術屋の物語+絞首台は導く

ロヅメイグ散逸断片集(2):手術屋の物語+絞首台は導く

ロヅメイグ散逸断片集:散逸断片集は、1999〜2002年頃に書かれた「灰都ロヅメイグの夜」シリーズのエピソードの不完全なログです。一部原稿データの電子的破損と散逸により、一本のエピソードとして不完全な状態にあるため、マガジンや電子書籍には現在収録されていません。発掘された正常なログのみを資料的な扱いで当時のまま公開しています。

18
150
【資料】ロードトック式巻革鎧の作り方

【資料】ロードトック式巻革鎧の作り方

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

9
ロヅメイグ散逸断片集(1):エトゥバへの道程

ロヅメイグ散逸断片集(1):エトゥバへの道程

ロヅメイグ散逸断片集:散逸断片集は、1999〜2002年頃に書かれた「灰都ロヅメイグの夜」シリーズのエピソードの不完全なログです。一部原稿データの電子的破損と散逸により、一本のエピソードとして不完全な状態にあるため、マガジンや電子書籍には現在収録されていません。発掘された正常なログのみを資料的な扱いで当時のまま公開しています。 1 エトゥバへの道程  夜霧を掻き分け、鋼の弾丸が地を疾走する。<鉄の背骨>は続く。南は遥かヘルムから、灰都ロヅメイグ、イトを繋ぎ、ギュンベイル国

18
100
【日報】今後のDIY電子出版などについて

【日報】今後のDIY電子出版などについて

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

31