ダイハードテイルズ・マガジン

ブーブス・バンド(9)「デイ・オブ・ロックンロール」

ブーブス・バンド(9)「デイ・オブ・ロックンロール」

ブーブス・バンド第69シーズン第1わ「デイ・オブ・ロックンロール」 照りつける太陽にドクロのシルエット! そう、西側の砂漠地帯をブーブス・バンは走っていた!「ワラビーが出てきたらどうしよう! かわいい」ブロンディが言った。フォクシーはタバコの煙を吐いて顔をしかめた。「標識には、避けようとすると大事故になるから轢き殺せって書いてあるね」「かわいいのに」 ▲2min 荒れ果てた道で車体が揺れ、床に転がったビール瓶がガラガラ鳴る!「いたぞブーブスだ!」並走するバン! スノッブジ

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隻腕剣士と隻眼詩人

隻腕剣士と隻眼詩人

1  固く粉じみた赤の大地。苦痛もたらすゼゴル樹まばらに、水は無く。  黒馬の鞍に跨り、小高いキャニオンの頂に陣取った二人の野盗は、眼下の道無き道を睨め下ろしていた。不毛の地、「永遠の黄昏」を行く、ひとつの幌馬車があった。 「速やかに殺し、速やかに奪え」  そう云い、黒衣の男はアゼロ鋼の短剣を夕日に掲げ、黒紫の照り返しを確かめた。刀身の根本には三頭蛇の印、そして嘲笑う月の象徴が刻まれていた。月は毒であり、蛇は絆であった。 「速やかに殺し、速やかに奪う」  いま一

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