逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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神器戦士ミツマナコ

「ハル。ハルよ」

「あっ……」

 しまった、ぼーっとしていた。霞みがかった視界の中、神主様が微笑んでいる。

「すみません、神主様。ええと……」

 ──ヤバい、なんだっけ?

「疲れているかな? ほら、深呼吸」

 言われた通り深呼吸すると、意識が晴れてきた。僕はハル。ここは村の聖域。神主様に呼ばれて、ここにきた。

「ハルよ。ここに来てもらったのは他でもない。これを託そうと思うてな」

 

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