逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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トライアリズム・ウォーマシン

戦争エキシビションの体験会、私が選んだのは大きなハンヴィー。座席シートがふかふかしていたからだ。あと、朝里が隣に乗れる乗り物。

「最近は戦車も有名だぞ」といったのは朝里――私の友達だ。彼女は戦闘機のエースパイロット。すごい。給料もすごい。ライバルも多いし、朝里がいると周りがザワつく。私も鼻が高い。

「チームプレイで難しそうかなって。私、運転手でいい?」
 朝里は頷く。

 彼女は助手席に乗り込

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