逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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死の舞踏

【散弾銃にナーイフ、スラグ弾に手斧、しーあげーに戦化粧…】
「変な歌を作る暇で手を動かして」
 はーい、と不服そうな声が無線から返る。母校の情報工学部から引き抜いた才媛だが気分屋が玉に瑕だ。もっとも政府の汚れ仕事に対し真摯に取り組むべきかは微妙なところで、実際、彼女の前任者は自殺している。
「先輩、準備できたっす」小規模司令部と化したリビングに後輩が駆け込んでくる。「今回の鬼は美人さんっすねー」

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