逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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陰陽師、修繕屋と宴す

聖帝歴666年、初春、機工街。
 二級陰陽師、萩生清純は難題に陥っていた。帝都の霊的守護に向けて警らとして放っていた式神の烏が行方知らずになり、最後に目撃されたのがちょうど機工街の上空だったのだ。
 清純は二級陰陽師である。しかも同族のコネで入れられた陰陽府で毎日ひたすらにこまごまとした雑用をこなす清純にとって今回の任務は大変な難題である。
 萩生清純の人生の目標は無風生活である。出世名誉などには

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