逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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Hit&Subdue 俺たちスーパー暴力マン

ーーなんで俺がこんな目に!

ビルとビルの狭間の人気のない狭い通り道で一人の男が逃げ回っていた。
迷路のように入り組んだ路地裏を、土地勘のない男はただ無闇にひたすら走っていた。
男は上裸だった。

「おい待ってくれよ!悪いようにはしないからよー!」
男を追うのは栗毛色の髪に整った顔のスカジャンを羽織った若者。
ただ彼の手には鉄パイプが握られている。

ーー止まったら殺される!
男の足がさらに速まる

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よかよかよかったい
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