逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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ドラゴンリトルシガー1カートン3ミリ

出勤前にタバコに火をつけたら、景色がファンタジーになった。

「は?」

 俺は混乱したが町の人のほうが驚いている。壺を落とす男もいれば知らない言葉で叫ぶ女性もいる。俺はとっさに路地裏へ逃げ込み、いつものクセでタバコに火をつけた。

 今度はまた玄関だ。

「……そういう仕掛けか」

 俺は頷いた。通勤途中でマンガを読んでいたのが活きた。ひとまずタバコとライターを金庫にしまい、俺は出勤した。

 

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