逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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われら世界軍~”護星王”ベルハルト、かく語りき


エイル暦394年 7の月

 余は、数多の世界を背に立っていた。

 右翼。ドワーフ達と獣人団が豪快に笑い、オーガが得物を振り回す。鱗持つリザードマンが、装甲地龍軍の隣で長槍を構える。後方でスチーム・ゴーレム部隊が熱い息を吐き、古ぶるしき樹精が枝葉を震わす。 

 左翼。見目麗しい綾目模様は、白金と黒曜、両エルフの混成軍。茨の魔術王が髭をしごき、配下どもに令を伝える。瘴気纏うリッチが杖を振るう

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