逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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スクラップラー・ジョオ

──このマシンを造ったヤツは、イカレている。

棺桶のごときコックピットのなかで、俺は反射的に操縦桿を操作する。マシンの両腕が、胴体のコックピットと頭部センサーを守る。

防御態勢をとる鋼の前腕ごしに、サブマシンガンのマズルフラッシュが迸る。同時に、着弾の衝撃が操縦席を揺さぶる。

機関銃が吐き出す弾丸を、両腕の装甲が弾く。弾く弾く。弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾く。

敵機はフルオート

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