逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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海鳴〈いの〉りの祝祭

 乾き切って埃っぽい朝未の空気が、頬と髪を撫ぜる。私はふと海鳴りの音を聴いた気がして、顔を上げた。
 勿論そんな筈はない。目の前に広がるのは、茫漠と続く、起伏の激しい赤茶けた大地。そこに転がるのは無数の船と飛行機や宇宙船の残骸。かつて関西国際宇宙港と呼ばれた施設だったものだ。
 人類は、海を盗まれた。
 全海洋強奪事変。七つの大洋に湛えられていた13.7億立方Kmの海水と、そこで暮らしていた生物達

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パワリオワー!
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