逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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【銃を持った鬼ごっこ】 #逆噴射小説大賞2019

「オーライィ、もう終わりにしてやるよ、何か言い残すことはあるかい」

銃口を向けられた私はふと考える。なんでこいつに、私を殺そうとしている、しかも今日あったばかりのこの男に何か言い残すことがあると思われたのか、この勘違い、思い込み、気に食わない

「あなたに言い残すことはございませんっ!」

「ホヮット?何言ってやがる、ほら、女、みえねえか、この銃が」

「質問は一つずつにして頂きたい。あなたに言

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今日もクリオネ日本晴れ!
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【宇宙からの一見さん】 #逆噴射小説大賞2019

「おい、徳さん、ニュースみたかい?」

金物屋が転がり込んできた

「あの真っ黒な雲、なんだいあれ」

「不気味な雲だね、ありゃ、雲じゃないって話だろ?みたよ、ニュース。なんでも宇宙からなんか来たって」

大きく黒い入道雲状のものが、この台東区に向かっている。世界中が固唾を飲んで見守る中、徳さんは朝仕入れてきた小魚をピシピシと捌き、夜の営業に備えている

「やばいってさ、小肌やってる場合じゃないだ

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消化されてたまるか!
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