逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

637

八百億兆万の神の国

俺、北大路ノボルは京都で学生をやっている。叡電をちょっと行った辺りに住んでいて、神が見える。今はラーメン屋『極鶏』で、『鴨川デルタの出町柳側の河川敷の石のサイズと角のトガリ具合を調整する神』を前にしている。

「そないな顔せんと、話くらい聞いとくれやす。北大路はん」
無視してラーメンを食う俺に鴨石が食い下がる。無駄に長い烏帽子が視界にちらついて食事の邪魔だ。箸で額を突いたら大げさに吹っ飛び、殺生や

もっとみる
また何か書きます!
24