逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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さすらいの人々・・・・

流浪の民は水を求めて居住地を転々としていた。道中同じように旅をする民族も加わり、一時は顔を覚えられないほどの人数を引き連れていたこともあった。

だが飢えや病に倒れる者も少なくなく、私の種族はもう妹家族のみ。比較的獣の体を持つ種族の方が気候に左右されることもなく、丈夫なようだった。
ほとんどが天涯孤独のような状態で、言葉が通じない民族もいる。まるで山登りの山頂で偶然出会ったパーティのような集団だ。

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AMAZING!!(๑º ロ º๑)!!
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隠さない秘密

私は、上司の秘密に初めから気づいていた訳ではなかった。ただ、自分とは違うなにかを感じていた。結果それが壮大な秘密を知るべくして知ってしまったというだけ。

それは「所帯じみていない」という点だった。彼女は既婚で子どもが3人いる。にも拘らず、たくあん臭くない。つまりは「母」を感じないということだ。むしろ清々しいほど「女」だった。それが違和感。
どんなに彼女が子どもの話をしても、たまに学校行事で外出し

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WOW(。・о・。)
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