逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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魔法弁護士の秘書のお仕事

「いや、この契約書は確かに魔法契約書だ。」
所長はこれからクライアントが締結する契約書、ただの紙切れに見える――を見て言った。私は先生のデスクにお茶を置きながら聞いた。
「見て分かるのです?」
シャープなメガネの先生は厳しい眼差しのままこちらを向いて言った。
「いや、これはただの紙切れだ。しかし書き方で分かる。魔法契約書はその素質あるものが有効な書式で書き両者記名押印の儀を行い記載の条件が揃ったと

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