逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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記事

ゴールデン・ドーン号の最後

「天誉、艦長≪爺さま≫はどうしましたか?」
転移してきた帝国の負け犬共の肉片をエアロックから放り出しながら俺は答える。5人の小所帯では、副艦長の俺も掃除役だ。
「自室でお休みだ。20時間ブッ通しの指揮はご老体にゃ酷だよ」
事実、爺さまは良くやってくれている。『歳の割には』が付くがな。

質問してきた彼女はアギ=メァヴ。戦闘用機密服から解放された緑の肢がセクシーだ。第七肢の傷痕が俺は特に好きだ。以前

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六滅ラーメン 種子島宇宙港本店

「ろくめつ」と書かれた暖簾を潜り抜ける。防護服から顔を出した店員の「お客様1名ご案内いたしまーす」の案内とともに鋼鉄の二重扉を潜る。そこから店内専用の装備へと着替え、さらに真っ白な廊下を進む。防護服の越しに店員「それではカウンター席へお連れします」

巨大なエレベータを使って地下へ、さらに重厚な隔壁を越えカウンター席へとたどり着く。他の客もすべて同じように防護服を身につけているが、やはり地球人の客

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