逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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幸せの大輪

『見事、だ』

 最後の言葉を吐き、守護者は体が極彩色の光に化して腕輪に収束されていき、長く苦しい戦いが終わった。

 エイジェンが残してくれた弓は無残に壊れて木片になった。ヒィンとヘンドウィンも自分の存在をすべて力に変えて、必殺の矢となってくれた。唯一生き残った俺も、すべてをかけて矢を撃ち、守護者を葬った。体内から魔力は消えつつある。でも感傷に浸っている場合ではない。

 首輪を嵌めた左手を守護

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