逆噴射小説大賞2019:エントリー作品

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ヤクザvsアンデッドヤクザ

ヤクザになんてなるんじゃなかった。

地面に突き刺したシャベルの足掛けに体重をかけながら、俺は零細ヤクザ黒沢組に入ってから何度目かの後悔をしていた。
ここはヤクザの死体遺棄の聖地、通称ヤクザノモリ。
カタギのように真っ直ぐと伸びる木々とは対照的に空気は重たくあまり長居をしたい雰囲気じゃない。
まだ膝ほどの深さにも達していない穴から目をそらし、傍らのブルーシートを見る。
そこには事務所の金に手を出し

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お礼のバーチャル寿司🍣🍣🍣
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