逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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【デビルハンター】ジュディ婆さんの事件簿 #1(第1話:1/4)

死人に口なし? あるよバカタレ。
-ジュディ-

「ああジュディ。深夜にすまない」
バリケードテープをくぐる老婆にゴードン特別捜査官が声をかける。

「ったく。こんな山奥の道端でババアが死ぬかい?」
不満を垂れながらジュディは咥え煙草を始末し、ざっと死体を観察した。
「手首の擦過傷と足の具合からして監禁された後に徒歩で山中を逃走… 道に飛び出し轢死。監禁場所は半径2マイル圏内か。退屈な事件」

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よく来たね。一服していきな
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荒野の探偵

 その男は寂れたバーの扉を押し開けて現れた。
「水をくれないか」
 男はイギリスなまりで言う。それが癇に障ったのだろう。今、イギリス人は荒くれガンマンと向かいあっている。決闘だ。
 両者の間に乾いた風が吹き抜ける。バーの店主が思わず唾を飲む。そして緊張が張り詰め、張り詰め……弾けた瞬間、両者はほぼ当時に銃を抜き、銃声が三度鳴り響く。
 ガンマンは目を見開き、地面に銃が二丁落ちる。
「てめえ、なんで

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ありがとうございます
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ミスター東洋と俺

「女探しがどうしてこうなった」
 銃弾が頭上をかすめる。廊下の絵画が穴だらけになり、吹っ飛び、落ちた。ああはなりたくない。
「奴らも彼女を追ってるようだ。特殊部隊かな」
「うんちくはどうでもいい」俺は顔を出してリボルバーを連射。当たらん。火災報知器まで撃ったのに鳴らない。最高。
「ホテル自体が落ちたか。彼らの執念もなかなかだ。ライバルとして認めてやってもいい」
「もし死んだらお前を呪い殺してやる」

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直感探偵・閑雅冴

俺は探偵、閑雅冴(かんが さえる)。
車がエンストし、近くの屋敷で休ませて頂いていた時に事件は起きた。

被害者は大鐘為雄(おおがね ためお)。書庫の焼け跡から発見された。
警察は事故と断定したが、俺はなんか違和感を覚え捜査を始めたのだ。

パイプをふかしながら、ライターを眺める。
「これは重要な証拠だ。検査に回したまえ」
そう言い、知り合いの刑事に渡す。
どんな証拠かは…まあ鑑識が見つけてくれる

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