逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

1858

飯田町の一室にて

文化三年初夏の江戸飯田町はいつもどおりの風景が流れていた。
私の書斎を除いては。

私の書斎に二人も来客がいる。異常事態だ。

私の隣にいる「葛飾北斎」とかいう絵描きの事は置いておこう。こいつは一月前から居座っている。

問題は正面の大男の方である。とにかく身の丈が高い。立てば七尺はあろうかという程だ。それに加えて、厳つい鎧を着込んでいる。

そんな中、隣の絵描きバカはいい画題だと言わんばかりに私

もっとみる
お読みいただきありがとうございました!
14