逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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どうせ死ぬなら本屋で死なせて

本屋でぶつくさ言いながらページをめくっている。娯楽小説の冒頭だけ次から次へ。本屋からしたら迷惑極まりないだろうが、まぁ本の扱いもまだ丁寧だろうし、そもそもここでアホみたいに本を買い続けてるんだ、許して欲しい。店舗型の特権でしょう?

 にしても書く側の目線で読むと小説は狂っている。自分の書いたものがクソに見えてくる。冒頭だけ書けったって何が出来るんだ、今読んだ長編小説の冒頭1ページなんか何の情報も

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心が軽くなります。
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ウナギ人間

「モウ、ワカレヨー」
「フザケンナヨーオマエ!」
川のほとりでわちゃわちゃと組み合う棒読み演技の男女......オレが1年間かけて企画したアクション映画は、某事務所の介入でアイドル主演のクソ恋愛映画に上書きされ---
「ウナギ、クウカ?」
気付くと、カメラの先にはヌルヌルした光沢を放つ黒い人間がいた。変態の類か?と困惑していると、主演の男がソイツに近寄っていった。
「ウナギ、クウカ?」
「鰻は食う

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アリガト!
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