逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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街角フロートマーダー

『さて、そんなこんなでもうお別れのお時間がやってきました』

ナイフは殺風景な部屋の中に入り込む街灯で幽かに輝き、蛍の如く尾を引きホルダーへ収まる。逆側に拳銃。傍目にはだらしなくレシートで肥えた財布を仕舞っているようにも見えるが、実態は無造作な二種類の死。

『秋も深まってこの時間から外が真っ暗。運転中の方もそうじゃない人も気を付けて』

ケーブルから抜いたスマホをスワイプし、標的を確認。ある区画

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