逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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温泉街の怪人

痛みで熱を帯びた呼気は、足湯から立ち上る湯気よりも白かった。

 踏み抜く雪に腹から垂れた血が混ざる。目がかすむのは寒さだけが理由ではない。「鳥嶋ァー!」遠くで組の連中が俺の名を叫んでいる。いや、耳が馬鹿になって小さく聞こえているだけか。「鳥嶋ァー!」想像して腹の底が冷えた。もつれる足を必死で動かす。路面電車の駅。倒れる。電灯が時計を照らしている。午前二時。火を落とした温泉街は眠りについた巨大な昆

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刑務列車「刑部号」

2026年。五輪の失敗・政権交代・強まる他者排斥傾向・犯罪増加…混迷を極め狂った日本はとんでもない決断に出た。

 【刑務列車計画】と題された狂気の政策は国会を通り実現した。即ち刑務所を解体して善良な市民に土地を提供、犯罪者は列車に詰め込まれ遠ざけられる。

 結果として、この計画は成功した。マジか。そればかりか列車特需で日本経済は上向いた。馬鹿な。

 『大和吉野~大和吉野~。積み込みの為2時間

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心が軽くなります。
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