逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ペット探偵富岡の事件簿:戯け者の不始末

ギリギリまで短くなった煙草を燻らせながら、泥水のようなコーヒーを啜る……なんて往年の私立探偵はまだなんとか様になる。俺の場合は、度重なる税金値上げで煙草なんぞ夢のまた夢、余り物の素麺を始末するべく、泥水のような素麺ツユ(賞味期限切れ)と奮戦している。
 そんな秋の日に、俺の事務所のドアが切迫した勢いでノックされた。

  焦りに焦った男は、挨拶もそこそこに開口一番、
 「僕の恋人を探してほしいんで

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