逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ストークス・トーク

まただ。

あたしが視線を感じて振り返ると、山下くんが慌ててそっぽを向き、口笛を吹いた。わざとらしいって騒ぎじゃない。

だが追求はしない。彼に嫌われたくないからだ。正確には、彼の親友の笹原くんに。

おっといけない。あたしは発信機で笹原くんの位置を特定し、慌てて後を追った。

またか。

俺はスマホを見てため息をついた。吉岡さんが付けた発信機の作動を、盗聴対策アプリが通知したのだ。

だが女の子

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かたじけのうございます。
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