逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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処刑機械・上昇降下(サンソン・エレヴェーター)

エレベーターに挟まれて死ぬことは稀にある。
紐が挟まったまま動いて、とかね。
でも、この会社で流れる噂は少し違う。
ギロチンよろしく挟まれて、下はエントランス、上は役員エリア。
なんてこともあったとかないとか。
まあなんだ、都市ならぬ会社伝説。
平成一桁時代に生まれた私は、父親と同じ年の上司、瀧園にその話をされた。
3軒目の飲み屋で。
話がクドい以外は、ま、そこそこ良い上司。
別部署の齋藤遙が言う

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