逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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スパイン・ザ・リベンジャー

闇の中から伸びて来た巨獣の爪先がおれの腹に突き刺さる。おれは悲鳴をあげながら吹き飛ばされ、血と吐瀉物が地面に撒き散らされた。体が動かない。巨獣は笑い声をあげながらゆっくりと歩いてくる。

死にたくない。おれは記憶を辿った。何かないか。なんでもいい。その時おれの脳裏に閃いたのは集会場で老いぼれが語ったまじないだった。畜生。そんなものしかもう頼るものはないのか。巨獣がおれの前に立った。殺される。おれ

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やったやったー!
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