逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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[打ち切り漫画シリーズ]饅獣VSパティシエ!【血風麻草編】

「ホゲー!」

ジジイの腹を裂いて饅頭が転がり出す!

時は平成、場所は麻草!饅頭屋「激旨堂」は地元の誇る名店!しかし!斜向かいに立った洋菓子屋「シャルルマーニュ」により売り上げは暴落した!

怒り狂った77代目美味屋旨旨(85)は黒魔術師と共に2年の歳月をかけ闇の餡子─闇子─を生み出す!これを包んだ饅頭は闇の力により凶獣化!饅獣となったのだ!激旨堂は手懐けようと策を弄すも狂った獣には無意味!饅獣

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ハロウ・イン・アキバ

ぎい。サルーンのドアを開けると、客の何人かが俺を睨んだ。凶悪な面構えがずらり。
「らっしゃい」
メイド服の店主の嗄れ声。珈琲と砂糖の香りが充満する中、俺は悠然と歩を進め、カウンター席に座る。
「なんにするね」
「日替わりパスタと、キャラメルカプチーノで」

店主はごつく毛深い指で注文を書き取り、無言で了解する。
奥の方では、棒付きキャンディをしゃぶってカードゲームをしてる連中。ミント風味の清涼菓子

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大吉です。すべてがうまくいくでしょう。
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粉ふるいは今日で終わり

今日の凶行に備えて早起きした俺は、作業場でさっそく愛用の金柄杓を精魂込めて磨き始めた。今日初めて小麦粉と脱脂粉乳とグラニュー糖以外のものにまみれることになるが……許しておくれよハニー。

 俺が作業場の上司の頭を金柄杓でどつき殺すことに決めた切っ掛けはなんだったろうか。いつも通りの大声の説教が妙に耳に残ったからか。それとも奴の顔のイボが気色悪かったからか。

 「よう、元気か鈴木」

 いつものダ

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