逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

1852

全知!語彙バトラーことは 語彙バトル全国大会編 第1話「なんかすげーやつが来た!」

アタシは字引ことは!小学六年生!なりたいものは、日本一の語彙バトラーなんだ!
「へへーん!お前みたいな脳足りんの頓珍漢のオタンコナスが語彙バトラーになれるわけねーだろ!」
むかつく!きらい!こいつは、そう、幼馴染(どや!!)の馬頭ひとし。悪口の語彙力だけはすごくて、学校で1番の語彙バトラー。むかつく!
絶対日本一になって、闇の語彙バトラーになんかされた兄貴を…なんとかするんだもん!
「今日は、違う

もっとみる

地獄戦士ニンジャバスター

『お前達を解放する。欲望を具現化せよ』

 その声とともに世界に力が降り注いだ。それが全ての始まりだった。

 空には笑いながら滑空する老婆。男を叩き潰す巨大な女。崩落するビル。逃げ惑う人々。

「なんだこれ」

 ナオは呆然としていた。学校帰りにリサと渋谷に寄った。ただそれだけだったのに…。

「…欲望」

 突然リサが呟いた。

「は?」
「言ってたよ、欲望を具現化せよ」
「これがその結果…?

もっとみる
やったぜ!

灼熱するリベリオン

「サイバネ者が…超人に歯向かう…などっ」

エンゲは吐き出すように言った…マルクに貫かれ、人工血液の血溜りに身を沈めながら。マルクは絞り出した。

「君だってサイバネ者じゃないか…!」

地に伏すのはかつての友。
だがマルクは振り返ることなく進み続る。

その視線の先には神秘の光を放つ巨大な塔。
そこに座すのは不可侵にして絶対の支配者。
現人神、8人の輝けるオーバーマン!

彼らは全てを奪い続けて

もっとみる
やったぜ!

荒野のタグ・スリンガー

「「「ホーッ!ホーッ!」」」

 荒縄で縛られたスマホを振り回し、web荒野に棲む電子原人たちが襲って来る! 上空に飛び交うのはツィツィ鳥だ。目玉や内臓を突つき出す腐食性の猛禽。俺の死体を食い荒らそうと、気が早いことにやってきたわけだ。だが、やるもんか。

 疾走する電子馬の上で、俺は左手で手綱をとり、右掌を上に向け、集中する。エナジーが集い、掌大の「#(ハッシュタグ)」となる。俺の武器だ。

もっとみる
ありがとうございます!励みになります!

観音ロックウォーズ

全裸の弁財天が空中でフェンダージャガーを掻き鳴らす!

「神に逆らうとは良い度胸じゃ」

凄まじいロック!波が逆巻き龍となって襲来!
「暴!」
男は鉄のストラトを振り下ろし、龍の頭を砕く!爆発往生!
「神珍鉄、鎮海の宝、脳袋で味わえ!」
男がストラトを弁財天へ投擲!風を切り、梵音海潮音が鳴り響く!
「猿猴(さる)め! 音でわらわに勝てるか!」
弁財天は八臂を顕し、四本のフェンダージャガーを同時演奏

もっとみる
あなたのカラテ段位が上昇しました。

全宇宙最強伝説

ウガット星での死闘!
恐るべき魔人の軍勢が男を取り囲んだ。

「これで終わりだ」

勝ち誇る魔人。まさに絶体絶命。だが男は動じない。雄叫びをあげ、拳を大地に叩きつける!

「惑星崩壊拳!!」

ウガット星は一撃で滅んだ。



惑星を砕いた男スタナ。その噂は広がり、ついには宇宙の最強自称者達が彼の首をつけ狙うようになっていた。

「で、お前もそうなのかい、少年」

荒野の惑星。腰に刀を下げた少年

もっとみる
やったぜ!

死闘!ジュクゴニアっ!!

ジュクゴ。
その恐るべき超常の力を駆るジュクゴニア帝国は、今や怒涛の勢いで世界を飲み込もうとしていた。

帝国占領下の街。
震える人々を睥睨しながら、帝国の壮麗なる隊列が進む。隊列の先頭、前軍を率いるのは馬に跨がった女、帝国が誇る二字ジュクゴの将、劫火のカガリ。

霧がかった街の中、その隊列の前に一人の少年が立ちはだかった!

「…ゴミ」

カガリは気怠そうに呟き、すっと右腕を突きだした。その拳に

もっとみる
やったぜ!

煉獄学園

外は雷鳴轟く嵐。
ざわめく教室の中で、田中勝は床に倒れ絶命した。稲光が影絵めいたシルエットを描く中、龍澤真人は傲岸に言い放った。

「二度言わせるな。この学園は僕が支配する」

後に「インフレーション」と呼ばれる現象が突如人類を襲った。人の欲望が肥大化し、そして超越的な力を得る。欲望が強ければ強いほど強大な力を得るその現象によって、世界は混沌の中へと落ちていった。そして都内最大のマンモス校、私立R

もっとみる
やったぜ!

ブラッドストーム・イン・ジ・アビス

脱出艇連続特攻作戦は巨大海蛇を退散せしめ、第156太平洋深海開拓市は圧壊の危機を免れた。しかしそれは時間稼ぎにしかならない。魚人共に場所がバレた。奴らはいずれここに辿り着き全てを殺戮するだろう。オガサワラ大陸棚市まで脱出艇で片道3日。カミカゼのせいで艇の数が足りない。俺のような末端の開拓民は置き去りにされる。その救助艇、今誰が整備してると思ってるんだ。俺だ!

「何が海底は最後のフロンティアだ!

もっとみる
やったぜ!

狭間のアスカディア

空には巨大な三つの月。
星々が神秘的に瞬く、その下で。

「ばかな…」

絶命へと向かう意識の中、ルゼは自分を貫いた女の顔を見た。たなびく黒髪。整った顔。そして獣のような目。女はルゼの胸から腕を引き抜くと、そのまま反動をつけて回転。背後の敵に向かって強烈な打撃を叩きつけた。

「なっ」

とっさにクロスした腕がみしみしと音を上げ、体が後方へと吹き飛んでいく。吹き飛ばされた男の名はナザ。女の名はバル

もっとみる
やったぜ!