逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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王、一頭・一機

揺れながら進むロボの背中で微睡んでいると、警告もなしに振り落された。

俺はニシゴリラのソロモン、銀毛を背負っても腑抜けちゃいない。猫のように回転して四肢で着地し、暴徒の襲撃かと辺りを見回す。アスファルトの割れた十字路。四つ角の廃墟は死角だが動体の気配はない。

俺は毛深い拳でロボの硬い体を小突いた。物言わぬ相棒、万能荷物運びにして最良の寝床、四足歩行機械のロボ。首から先のない馬に似た輪郭と、曲が

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...🐘.….🐘.🐘🐘…
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