逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ヴァーチャル・ヴァルネラビリティ

「しょうがないにゃあ……いいよ」

『N9koc0』は上目遣いで僕に囁くと、煽情的な有料コスメティック装備を脱ぎ始めた。
僕はハイエンドVRスーツがもたらす肢体の感触を想像し、息を呑む。privateエリアの片隅で二人きり。見咎める者はいない。
『N9koc0』が笑いかける。悪戯っぽく八重歯をのぞかせて……。

もう限界だ!僕は全身の装備を外して彼女の身体<アヴァター>に迫った……その時!

「痛

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