逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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アリシア・ザ・ファンタジア

今、舞台上に親友の千恵子はいない。そこにいるのはアリシア。恋人を、家族を失った恨みを歌う、呪われた歌姫。

彼女の一挙一動に深い意味を感じる。発する一言一言が胸の奥に響く。私は完全に千恵子に…アリシアに呑まれていたのだ。

…力尽きたアリシアが崩れ落ち、舞台の幕は降りた。私は興奮冷めやらぬまま楽屋へ向かう。千恵子に会い、この感動を伝えるために。

だが、楽屋は常に忙しいらしく、入れたのは2時間も後

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ほんわかしてきました。
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