逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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伽藍の猿(ましら)

銃、銃、銃!クソが、クソが、クソどもが!

菅原は、血と汗と雨水で汚れたシャツにジョガーパンツ姿で、薄毛頭に玉の汗を浮かべ、腹から血を流しながら、路地裏の隅で憤っていた。服から香る諸々の臭いと体臭、そしてどこかのクソ野郎のゲロの臭いが混じってより惨めな気分だ。腹の痛みは、また横流しの鎮痛剤が必要か。

あの若頭、予備の銃を持ってやがった。ヤクザもサツも最後には銃!クソが!ガキは喧嘩もできないのか!

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