逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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バディ・ノーバディ・マイバディ

下水を歩きながら俺は毒づく。先導する少女――ジョンからいい匂いがするからだ。元バディのこいつが死んだのが半年前。女になって帰ってきたのが昨日。
 ジョンはフリルの服にスカート。奴を変異させた研究員は通だ。
 研究所は真上。ハシゴが見える。
 ジョンが振り向く。ドキリとするが顔に出さない。
「調子が悪いな。アル中に潜入任務は無理か」
「お前が生きてると知ってたら飲まなかったよ」
「そうかい」
 奴が

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そのスキがわたしを救う
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