逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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「ナイトバード」

同級生に名前を呼ばれた。現実で、ではない。

未だ昼前、私は世界史の授業の最中にあり、教室に響く声は教師の物だけだ。その同級生も別のクラスで同じ状況にあるはずだった。

しかしそれは幻でもない。声が聞こえた瞬間から私の視野は、左右の目で別の絵を見るように、現実の教室風景と同時に全く違う景色を捉えていた。

胎金界。魔術の世界、私の知る唯一の平行世界。同級生の平衡存在は石壁の倉庫で蹲り、無闇矢鱈にあ

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