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逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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「逆噴射小説大賞」とは、ダイハードテイルズ出版局が主催し、社会派コラムニストの逆噴射聡一郎先生が審査員に加わる、コンテンポラリーで由緒あるパルプ小説大賞です。今回の本文文字制限は…
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noteで開催の逆噴射小説大賞、最終応募数は1900作品を超えました! エントリー確認期間は11月1日〜8日まで!

noteで開催の逆噴射小説大賞、最終応募数は1900作品を超えました! エントリー確認期間は11月1日〜8日まで!

CORONAビール1カートンと栄誉をめざし、小説の冒頭400文字でしのぎをけずる「逆噴射小説大賞」。ダイハードテイルズがnote上で呼びかけて開催した自主イベントですが、なんと開催10月第2週から月末までの応募期間で1900作品以上もの応募が集まりました! ありがとうございます!

1900作品とはこれはものすごい数字ですよ。1つ400文字としてざっくり計算すると、76万文字。一般的な文庫本の文字

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ブレイクウォーター

ブレイクウォーター

異世界というものがある。
その形式は様々であるが、一つだけ共通点があるとすれば我々の住む世界とは根本から違う原理で成り立っているということだ。
通常であれば我々の世界と交わることはなかったそれらの世界が、こちら側に侵攻を開始してきたのがここ数年の話。

かつては空想の産物と思われていた存在が現実に現れ、街を破壊し始めたことに人々は恐慌状態となったが、ある集団の登場が事態を変化させた。
異世界の侵攻

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EndPoint Working!

サテライト刑務所!
銀河中の超凶悪犯罪者をブチ込むため宇宙に存在する、人工惑星型の巨大刑務所である!
囚人達は刑務所内である程度自由な行動が許されており、その点において他の刑務所よりも規律が緩やかといって良いだろう。
ではどのようにして秩序が保たれているのかといえば。

「――アタシ達看守と、監視システムちゃんの頑張りの賜物ってわーけ♡」

筋骨隆々の大男は少々暑苦しい笑顔を浮かべながら、目の前の

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アイン・ジャールート

アイン・ジャールート

大戦集結以降、汚染された大地で暮らすことを余儀なくされた人々にとって、戦争の残滓である自律巨大兵器の徘徊は災害と同じで、ただ自分に被害が及ばぬことを祈りながら過ぎ去るのを待つしかない存在であった。

もし祈りが届かなければ……。

「はぁ……はぁ……!」

――巨大兵器が蹂躙する街の中で、生き残った少年は必死に逃げていた。家族の乗ったバスは踏み潰され、彼も今ドローン兵器に追われている。

虫の羽音

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シャーク・ネゴシエイション!

シャーク・ネゴシエイション!

「出演料と権利の要求だと?」
『は、はい……それで、どうしましょうか……』

大手映画会社の社長の元に飛び込んできた緊急の連絡は明らかに現実的とは思えず、社長は鼻白んだ。

「君、馬鹿なこと言うな。確かに映画界においてサメ映画は一大ジャンルだが……だからといって鮫が人間に交渉しに来る訳ないだろう!」
『で、ですが実際、弊社に今鮫頭の奴が!』
「怪しい相手は警察を呼びなさい。まったく、私にそんな連絡

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御伽衆-妖編纂録-

江戸時代。
大戦は終わり、人々が商いや開拓に専念出来る平和が到来したこの時代に、忘れさられていた恐怖が再び蠢きだした。
恐怖の名は<妖(あやかし)>。
かの異形共を捨て置けば、世にまた動乱が起きる。
それを未然に防ぐため、幕府によって集められた異能の者達を<御伽衆>と呼んだ……。

――言葉によって造られた槍が、雷光の如き速さで異形の顔を貫く。

『ぐぉぉ……馬鹿な、このような人間に我が!』
「同

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ジャンク・ストーリー

ジャンク・ストーリー

モニター越しに確認した光景は悲惨そのもので、なにがあったら宇宙で大型客船がここまで粉々になるのだと、救援に駆けつけたジャンク屋のJJは首を傾げていた。

「宇宙生物にでも襲われたか? にしたってこの規模の船を破壊できそうな奴は全部昔に駆逐したはず……」
「周辺スキャン完了。救難信号を出していた船はやはり目の前の残骸で間違いありません、マスター」

自分の相棒である管理AIアンブレラの分析結果にJJ

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Story After Revenge

放たれた弾丸は過たず相手の額を撃ち抜き、脳漿を吹き飛ばしながら老人は倒れた。

「はぁ……はぁ……殺ってやったぞこのクソ野郎! はは、はははッ!」

遂に家族の仇を取ることが出来たマルコ・クレイトンは、邪悪な笑みを浮かべながら歓喜に打ち震える。

「レニー、チャールズ……俺は」

そしてしばらく哄笑した後、手にした銃に祈りを捧げるように目を瞑り、家族の名前をマルコは呟く。
もはや生きる意味は全てな

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青い星を見たくて

青い星を見たくて

退屈な学習ばかりさせられていた僕にとって、先生の話はいつも面白くて、素敵で、輝きに満ちていて、その中でも特に興味を惹かれたのが青い星の話だった。
あの人はいつも嬉しそうに青い星のことを話していて、その横顔はずっと僕の脳裏に焼き付いている。

だから先生が死んでしまって奇妙な感情に襲われた僕は、教わらなかったこの感情の答えを知るために旅に出ることにした。
でも、それはイケナイことだったみたいで、今こ

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Welcome To My Hell!

最近地獄の様子がおかしいからお前ちょっと見てこい。
そんな上司の無茶振りで地獄に落とされてしまった下級天使のフロムウェル。
己の境遇に悲嘆しながらも仕事はしようと意気込んでみたものの、さて目の前の光景はどう報告したものか。

「ここが地獄……?」

予想していた地獄の様相といえば、異臭! 悲鳴! 汚い風景! 
だが実際は爽やかな香りが漂い、笑い声に満ちて、白を基調とした綺麗な世界がそこにあったのだ

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LANDFILL

LANDFILL

豊かな緑と美しい湖の周囲に広がる美しい街並み……から僅かでも外に出歩くと、出迎えるのは焼け付く日光と乾いた空気に広大な砂漠。
天国と地獄がハッキリ区切られた、ここは開拓惑星ランドフィル。

人々は日々を街中で過ごし、街と街を行き来するためには乗り物が必須となるこの星で、砂漠地帯を徒歩で行くのは金のない流れ者か、街からの追放者か、はてまたただの狂人か。

いずれにしてもマトモではない可能性が高い相手

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回収屋<ダイバー>

回収屋<ダイバー>

『境界誤差200突破……どうフリック? まだ見えない?』
「待て。センサーを少し調整して――いたぞ、ここに落ちているのを確認した!」

白とも虹色とも黒とも思える色彩変化を常に行う空間で、所在なさげに漂う船。
それが今回フリック達が回収を命じられたワープゲート巡回船<ストレンジャー号>であった。

――とある天才が<ワープゲート>を発明したことにより、別の銀河とも時間のズレなく往来することが可能に

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モブキャラだって生きている―彼/彼女達について―

モブキャラだって生きている―彼/彼女達について―

#1

へぇ、お前さんこんなモブの俺にインタビューだなんて変わってるねぇ。
ほれ、あそこに今回の主人公君やヒロインちゃんがいるからそっちに話を聞きに行ったほうがいいんじゃないかい?
……ほぉ、雑誌の今回の特集テーマが『モブキャラの意味とは?』だから他のモブ連中にも話を聞くつもりと?

そりゃ殊勝な心掛けだが……お前さんモブキャラの意味って言ったらもうあれしかないだろう。主役達の引き立て役さ。
彼ら

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不運な少女と殺し屋さん達

不運な少女と殺し屋さん達

ある日突然謎の存在に連れ去られて、見知らぬ人間同士で
殺し合いをさせられる。
そんな物語にしかないと思っていた事態に巻き込まれてしまった
不運な少女――ナギサは、しかし目の前の光景に呆然とするしかなかった。

「こんな所か?」
「ええ、一先ず連中の第一陣は片付いたかと」
「手応えなさすぎ♪ ……あ! ねぇ、君は大丈夫?」

腰が抜けたナギサを気遣ってくれる明朗そうな美女の手は血塗れで、
先程までナ

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