逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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僕と彼女の滅亡計画

酒を呑み、猫を撫でながら思うのは、なんとも上手くいかないこの人生と世界のことだ。
給料は上がらない。女性との縁もない。猫はかわいい。思わず呟いていた。

「いっそ世界を滅ぼす力か、彼女が欲しい」

膝の上の猫は神妙な顔をしている。「何を言っているんだ」と思っているのだろう。仮に言葉を理解できたとしても「何を言っているんだ」という顔をしている。

まあ、願うくらいでは何も変わらない。神様なんていない

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