逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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かしまし代行屋奇譚

「うちの会社については?」

バイトの応募に来た矢来君は窮する事なく「家事代行的な」と答えた。

私は頷くと「家の事が疎かになりがちな方達の、普通の生活のお手伝いをする会社です」と続けた。

頷く彼の履歴書にもう一度目を通し、『特技』について改めて訊ねた。

「…で、特技が超能力と」

「まぁ、正式には置いてくるだけなんですけど」

「置いてくる?」

矢来君は机の上の消しゴムを掴むと、目の前にか

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