逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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恐怖の吸血ワカメ

「クソ、追いつめられたか……」
「嫌だ、死にたくないよぉ」
家庭科室の片隅で、俺は怯えるユウキの前に出るようにして周囲を取り囲む緑色のビロビロどもをにらみつけた。

2年のタナベが学校の池にふえるワカメをしこたまブチ込んだのが事の発端だった。
池でふくれあがったワカメどもはなぜか空を飛んで人を襲い始め、襲った相手の血でさらに数を増やした。
今ではおそらく校舎のほとんどがヤツらに占拠されている。

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グレープフルーツをどうぞ
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